じいさんとばあさんの小さな模型店

2014年03月20日/ プラモデル

模型っていつから大型家電量販店の片隅で売られるものに成り下がっちゃったんでしょうね?

いや、文句を言いたい訳ではありません

個人の店舗よりも確実に安く割引してくれるし
常に最新からノスタルジックなものまで品揃え安心だし
周辺の道具や細かいパーツなんかも揃ってるから次の計画立てやすいし
買い忘れも少ない

ユーザーから見たらこんなに正しい売られ方はないよね、きっと

でもさぁ近所のオッサンが一人でやってる模型屋でオッサンと話してさぁ
今度はこんなん発売されるからとか情報貰ったりさぁ

大魔王が初めて買ったガンプラは土井模型で買った1/100ガンキャノンだったし
嵯峨野模型のオッサンがトランプ使ってする抽選で当たった人だけガンプラ買えたし
タイガー模型で生まれて初めてのコンテストに出したし
貰った年玉で京都模型に行ってダグラム持ってないのにダグラムトレーラー買ったもんだよ

グフのヒートロッドを糸ハンダで作る方法教えてくれたのはどこの模型屋だったかなぁ?

大人とのコミュニケーションを持ったのもそう言うのが最初だったかも知れん
ジョーシンとかヨドバシじゃ無理だよね

上に書いた模型屋の殆どはいまや存在しないんだけど
子供の頃は行く事なかった家から遠い模型屋に立ち寄ってみたんだ

数年前にも一度だけ行ったその店はじいさんとばあさんの二人でやってる小さな店
積み上げられたプラモが迫って通路もあったもんじゃない感じ

店に入ったらじいさんとばあさん二人とも出てきた
前に来た時よりも明らかに年食っててヨボヨボだった

「新しいものは入れてないんや」とじいさん
「お探しの物があったら言ってくださいね」とばあさん

正直安くもないし欲しいものも無さそうだけど一応
「その昔ガンプラで1/144よりも小さい1/288で当てもんみたいなのあったの知りませんか?」と聞いてみた

二人で考えあぐねた結果
まだじいさんよりはシャンとしてるばあさんが
「もしかしたらこれかしら」とガンプラコレクションを2つ出してきた
「でもガンダムしかないんですよ」と

いや、それは外箱がガンダムなだけで中身はまた別のが入っているのです

「あぁまさにそれです!おいくらですか?」と聞いてみたら

「値段なんか忘れてしもたわ、500円くらいやったかな?」とじいさん

正直このデッドストックで一個500円は高いとは思ったけど
次に通りかかった時に営業してる保証さえないし
やっぱりちょっと頑張って欲しいと思って

「それで良いですよ2つともください」と1000円渡してきた

ちゃんと購入してから箱を開けて
「中身は別のが入ってるんですよ、これはザクでしたね」

と見せたらじいさんが
「じゃそっちのも同じかも知れないけど良いの?」と

「いや、大丈夫ですよありがとう」と帰ってきました

ちなみにもうひとつの中身はガンダムでした

そりゃジョーシンやヨドバシとの店員とだってこれくらいのやり取りはするけれど
なんか良いと思うんだ


だからあと何年やれるか分からないけど
また遊びに行きますよ、欲しいプラモはなくっても
またじいさんばあさんに会いにね


  

Posted by 大魔王 at 14:28Comments(0)